アラフォーから学びなおす「アサーション」とトレーニング
「私もOK、あなたもOK」を目指すと言われるコミュニケーション法、「アサーション」をご存知ですか?
恥ずかしながら私はつい先日までその言葉すら耳にしたことがありませんでした。
特に私くらいの年代になると、若手のときのような勢いだけでなく、上司と部下に挟まれながら円滑なコミュニケーション術が求められます。
とても分かり易いサイトがあったので、以下にご紹介しておきます。
①You(あなた)ではなくI(私)から始めるコミュニケーション (アイメッセージ)
「あなた」を主語にすると相手を責める口調になりやすいが、主語を「私」に変えると、自分の主張を相手を傷付けずに伝えられるというもの。
②気持ちを伝えることで主張しやすくなる
感情や今の気持ちを伝える表現を加えることで、正直な意志が伝えやすくなる。
「~していただけると助かります」、「~に困っています」など。
③お願いの表現を使うことで、意見の対立を防ぐ
「~すべきだ」「~しなさい」と断定、支配、命令的な主張ではなく「~して欲しい」「~してください」というお願いの表現を使えば、互いの意見が違っても話し合いの余地が生まれる。
④否定的な言葉ではなく、肯定的な言葉にする
「明日の納期は厳しいのですが、明後日の早朝でしたらなんとかなりますがどうでしょうか」というように否定で終わらせず、前向きな善処策を一緒に提案することで、相手は受け入れやすくなる。
「アサーショントレーニング」とは、自分の意見を相手を尊重しながら伝えられるようにトレーニングする方法を指す言葉です。
実際にどのような手法で会話の中に落とし込むのかをシュミレーションすることも、良いトレーニングになるそうです。
以下は私が考えたアサーションを用いた例文になります。
使用法として正しいのかイマイチ分かりませんので、お気づきの点や誤りがありましたらご一報頂けると幸いです。
場面は新入社員同士の会話を想定しています。
■以下例文
新社会人A: 入社してから毎日がキツくて、上司とのコミュニケーションがうまくいかないんだよね… (アサーションを使って悩みを伝える)
新社会人B: そうだね、大変だろうね。上司とのコミュニケーションはなかなか難しいこともあるよ。(共感を示す、気持ちを理解する)
新社会人A: うん、でもどうしたら上司とうまくコミュニケーションが取れるのかな… (解決策を求める、自分の課題を明かす)
新社会人B: とにかく積極的に意見を言うことが大切だよ。会議やミーティングで自分の考えを伝えることで、上司にも自分の価値を認めてもらえるかもしれないよ。(アドバイスを与える)
新社会人A: なるほど…でも、自分の考えを上手に言葉にするのって難しいんだよね。(さらなる悩みを伝える)
新社会人B: 最初は難しいかもしれないけど、日々の経験と練習で上達するから大丈夫だよ。同僚とのコミュニケーションでも積極的に意見を交換してみるといいよ。(再び励まし、自信を持てるようサポートしている)
今回は以上になります。
実際にどのように話せはアサーションとなるのかを考えながら会話を組み立てるのはなかなか労がかかりました。
ただ、良いトレーニングではあると思いましたし、実際に文章にしてみることで、今後の会話に落とし込みやすくなる手応えは感じます。
またやってみたいと思います。
■参考文献