アラフォー無学者の私がFPの勉強を始めようと思った理由
ファイナンシャルプランナー(以下、FP)という資格は、どうも日本固有の資格のようです。
なぜわざわざ日本ではそのような資格があるのでしょう?
私は金融リテラシーど素人ですが、その理由について察しはつきます。
まず1つは、資格を作る必要があるほど、日本において金融リテラシーが文化として定着していないということ。
欧米などに比べると、日本の金融教育はおくれています。
もちろん私も学生時分、何も教わったことがありません。
最近になってようやく家庭科の授業に組み込まれるようです。
文化として定着していないからこそ、それを教える仕事が生業として必要とされるわけです。
2つめは、その資格を目指す人間がいれば、資格に関わる組織や団体が、登録料や受験料、更新料などの収入が見込めるということです。
資格というのは、取得する側にポジティブな理由が付けられがちですが、おおよそそういう構図になっていることが多いです。
ただ、仮に私が転職しようと面接で「FPの資格持ってます」と言ったところで、軽くあしらわれるのは目に見えています。
FPはどうやらその程度の扱いらしいです。
そう分かっていても何故、FPを勉強しようと思ったかと言うと、FPは資格が必要だというよりも、FPに関連する知識が必要だと考えたからです。
この知識は、これからの日本の経済状況下で、自己防衛をするという観点から必要だと心底思います。
年金問題や年功序列の廃止に見るに、国や会社が個人の面倒を見てくれる時代は、すでに過去のものとなりつつあります。
現代の日本では、個人が自らのお金について知識を持ち、計画を立てることが重要になっています。
公的年金制度の変化や社会保障の不透明さなど、個人が自己責任で経済的な安定を図る必要性が否が応でも高まっています。
FPの知識は、お金の管理、投資、節税、保険など、資産形成や将来の安定に関わる重要な要素を浅く広く取り扱っています。
その知識の有無で、戦略を立てることができるか、できないかが決まってきます。
FPは資格そのものが重要なのではなく、その知識が重要となるのではないかと考えています。
知識を得たことによって、向こう数十年、もしかした死ぬまで役立つ武器となり得るのが、FPの学ぶべき意欲となるでしょう。
また機会があればこちらのブログにも挙げていきたいと思います。
参考文献