AIとの共生時代における社説要約の意義と必要性を考える
文章の要約はAIの得意分野ですので、今後は人間の代わりにAIが行う分野になっていくようです。
では「文章を要約する」という作業は、もう人間には必要ないのでしょうか?
私はそう考えません。
要約するという作業は、「書いた人の伝えたいこと」を読み取り、短く書き表すことにあると言えます。
伝えたいことを読み取り、自分の中で咀嚼しブラッシュアップしていく、という作業はAIにはまだ難しい分野だと感じています。
早いし楽だしとAI任せし、思慮の浅い人間に成り下がってしまわないようにするには、「自分が出来ることをAIに任せる」という土台が必要です。
要約をする題材は新聞の社説が最適だと考えます。
社説では、文章を書くプロがコンテンツを扱っており、普通の生活をしていてはなかなか触れる機会のない言葉に触れることができます。
知らない言葉に触れることで、自然に語彙力が向上します。
さらに最新の時事情報を得ることができます。
経済や世界情勢、金融情報などの常に更新される情報を把握しておくことは、AIとの差別化につながると考えます。
「ChatGPT」が登場したことを機に、今後世界は急速に動き出すと言われています。
生活の中で便利なことが増えていく反面、失われていくものも多いだろうという予測があります。
AIによって仕事が奪われるという話も、日常的に耳にするようになりました。
私は金なし、学歴なし、コネなしの一般人ですので、大いに危機感を感じていると同時に、時代が変化する瞬間に立ち会えることの喜びも感じています。
来たるその時に備え、自分の考えうる行動は起こしておく、出来る限りの事はしておく、あとはその時になってみないと分からないというものです。
だからこそ、「社説を要約する」という行為が、その土台作りに役立つと私は思います。
参考文献