金融教育必修化に考えるアラフォーでも学び直しの重要性
日本において「お金=不浄のもの」「子どもの前でお金の話はしない」といった道徳心が一般的な時代もあり、金融教育は遅れていましたが、2022年4月から高校で金融教育が必修化されました。
成年年齢が18歳に引き下げられたことで、18歳からクレジットカードの発行やローンを組むことなどが可能となり、金融トラブルに巻き込まれる可能性がこれまでより高くなることが懸念されている事が背景にあります。
授業は家庭科の中に組み込まれ、収入と支出の運営を管理する「家計管理」から保険や資産形成、金融トラブルなどが学習範囲となっています。
私はアラフォーの無学者ですので、もちろんそのような授業は受けてきていませんが、大人になってもそれなりに生きてくることができました。
しかし、これからの時代は違うでしょう。
超少子高齢化社会や老後資金2000万円問題、終身雇用や年功序列の崩壊、AIとの共生、年金の不安、格差社会など、挙げればキリがないほどの社会不安。
これらの不安要素に、「お金に関わる知識を自らが得る」以外の解消法は見つからないように思います。
国や会社が私たちの不安を解消してくれる時代もありましたが、それはもう過去の話でしょう。
自らが積極的に情報を取りに行かないと誰も教えてくれない、誰も助けてくれない。
そんな時代になってしまったのかもしれません。
幸い、現代は情報社会です。
コロナによる外出規制が幸か不幸か情報化社会を加速させ、私たちは本や電子書籍、You Tubeなど、あらゆる媒体から情報を得ることが出来ます。
体系的に学べるFPのような資格も充実しています。
「転ばぬ先の杖」ではありませんが、用心していても転んでしまう時代を生きる私たち。
自己防衛策としても、アラフォーの学び直しに最適なコンテンツであると私は思っています。
参考文献